タラゴナ郊外の廃屋/Abandoned house in Tarragona

【シリーズ 世界の廃墟】

2021年1月某日。
スペインのタラゴナ郊外にある廃屋を訪れた。

この廃屋はタラゴナを訪れるにあたり色々と調べていたときに見つけた場所である。しかし、Urbexプレイヤーの情報はなく行ってみないと分からない状況だ。

早速、タラゴナ駅から廃屋を目指す___。

ちなみにタラゴナは人間の塔の発祥地として知られる街で、また至る所にローマ時代の遺跡がある素敵な所だ。

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駅から歩く事30分___。

歩道がなくなる。

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私の旅には付き物なのだが、このような自動車専用道みたいな所をよく歩かされる。Google Mapの案内では歩いて行ける様にはなっているのだが……ドライバーたちの冷たい目線を浴びながら進むと、それらしき建物が見えてきた。

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想定していたよりも立派なお屋敷のようだ。期待を胸に入口まで近づく。

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しかし、門は施錠されていた。さらに私はこのときある事を感じだ。

『ここ、誰か住んでいるかも……。』

外観の状態から間違いなく廃屋であるのだが、何と言うか人の気配、温もりみたいな物を門の外から感じる。少し不安になり引き返そうかとも考えたが、ここは強気にと調査を続行する事にした。

正面の門は諦め、建物の裏手へと周ると侵入できそうな箇所を発見する。

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敷地の裏手は木が茂っており、それをかき分けながら進んで行く。また最初に受けたイメージと同様に、かなり立派なお屋敷であることが見て伺える。

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さらに進むと、こんな物が落ちていた。

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女性物の下着だ。かなりの枚数があり、中には木に吊るされていたり、燃やされている物も幾つかあった。

これがもし家に棲んでいる何者かによって行われた行為であるのなら、相手は中々のやっかい者だ。身を引き締め調査を続行する。

こちらが建物の裏手側の様子___。

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二階部分にはバルコニーの様なものが見える。可能であれば、あの辺りの調査も進めたいところだ……。

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しかし、裏手側の家屋は崩れており、なかなか入れそうな場所が見つからない。こちら側からの侵入は諦め、建物の正面を目指す___。

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私はここで誰かが棲んでいることを確信した。
玄関付近には赤い花が鉢に植えられ、子供用の小さな椅子が円を作り並べられていた。

また破壊された窓にはバリケードのような板が立てかけてあり、まるで周囲からの死角を作るようであった。

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並べられた靴。いよいよこれは危ないと感じたが、建物内の様子も見たいので調査を進める。万が一、ここに棲む何者かと遭遇した場合には金銭的な交渉も必要かもしれない。

正面から右手に進む。

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何やら大きな窓の下に踏み台の様な物を発見。あそこから建物内に入れそうだと近づいてみる……。

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そこには寝袋と祭壇の様な物があった。恐らくここに棲む者の寝床だろう。他の部屋とは孤立したこの場所は、外の窓から入るようだ。さらに写真には写っていないが、テレビも置かれていた。電気が通っている様子はないので、恐らく形だけ置いているのだろう。

私は引き続き調査を続けるが安易に中への侵入が出来るような場所は見つからず、いつ住人が帰ってくる来るかも分からないので、この場所を後にすることにした。

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恐らく住人は不法に、この場所に棲んでいると思うが、私が言えた義理ではない。とにもかくにも、接触がなかったことは良かった。今回の経験を踏まえ、廃屋への調査は慎重にするべきだと思った。

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おわり。

Abandoned house in Tarragona

Definitely an abandoned house where someone lives. I recommend that you do not go to avoid trouble.

Location: Tarragona Spain
Shooting date: 1/2021
category: Abandoned Places
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